妙高山(左奥)を横目に隊列を組んで泳ぐ参加者たち

妙高山(左奥)を横目に隊列を組んで泳ぐ参加者たち

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老若男女、エンヤーコーリャ 野尻湖一周91人遠泳大会

信濃毎日新聞(2018年8月6日)

 信濃町の野尻湖で5日、「野尻湖一周遠泳大会」が開かれた。1927(昭和2)年から続き92回目で、県内外の9〜81歳の91人が参加。青空に妙高山や黒姫山が映える中、全約10キロを6時間ほどかけて進み、87人が泳ぎ切った。

 野尻湖游泳(ゆうえい)協会が主催。速さを競わず全員が完泳するのが目標だ。協会によると、雨が少ない影響で水位が例年より約1メートル低く、浅瀬を避けるコースを設定した。水温は例年より2〜3度高い28度で、同行する船には熱中症対策として飲料水を用意。途中でも補給できるようにした。

 開会式で小坂壮太郎会長は「無理をせずに、美しい景色を堪能して元気にゴールしてほしい」とあいさつした。参加者たちは「頑張って」などと声援を受けて出発。隊列を組み「エンヤーコーリャ」の掛け声を上げながら進んだ。

 最年長の津田弘さん(81)=東京=は、各地の遠泳に挑戦しているといい「この大会は老いも若きも助け合う遠泳の基本があって楽しい」と笑顔だった。

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