茅野市八ケ岳総合博物館は12日夜、暗い館内を懐中電灯を頼りに歩き、怪談を聞くなど八つの「ミッション」に挑戦するイベント「よるの博物館」を初めて開く。夏休み中の子ども向けに、「日中とは雰囲気が異なる博物館を回って」と企画した。照明は最低限に抑え、おどろおどろしい雰囲気を楽しんでもらう趣向だ。
館内に移設した古民家での怪談や影絵遊びなどを計画しているが、「詳しくは当日のお楽しみ」(同館)。全てのミッションをクリアした子どもには、星座早見盤を贈る。
同博物館は鉄筋コンクリート一部鉄骨造り2階建て、延べ3342平方メートル。市内に生息する動物や高山植物を紹介し、縄文時代から現代まで人々の暮らしの移り変わりが分かるように機織り機などの道具も展示している。
展示品のイノシシの剥製などに加え、当日は職員手作りのお化けちょうちんなども配置し、怖さや探検の雰囲気を味わってもらう。同博物館は「暑い日が続くが、涼しくなって帰って」と呼び掛けている。
午後7時〜8時半。無料。申し込み不要。懐中電灯持参。問い合わせは同博物館(電話0266・73・0300)へ。