福井藩江戸上屋敷のCG映像などが見られるコーナー=8月9日、福井県福井市の県立歴史博物館

福井藩江戸上屋敷のCG映像などが見られるコーナー=8月9日、福井県福井市の県立歴史博物館

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福井が生んだ幕末の偉人、映像で紹介 県立歴史博物館、大河ドラマコーナーも

福井新聞(2018年8月10日)

 幕末から明治期にかけて活躍した福井の先人を映像などで紹介する「映像で見る幕末明治福井館」が8月10日、福井県福井市の県立歴史博物館内にオープンする。コンピューターグラフィックス(CG)で松平春嶽らが語りだす展示や、江戸城本丸大手門前にあった福井藩江戸上屋敷の再現動画などが公開され、日本の近代化に対する福井の貢献を分かりやすく伝える。11月末まで。

 「幕末明治福井150年博」の一環で、県と市町、観光、経済団体などでつくる実行委員会が企画した。映像コーナーと大河ドラマコーナーに分かれている。

 映像コーナーは、同館の情報ライブラリーに設け、春嶽や橋本左内、由利公正、梅田雲浜の肖像を展示。CGで口元が動き、それぞれの功績やエピソードを語る仕掛けになっている。隣のラウンジにはパソコン3台を新設。東京都江戸東京博物館にある図面やジオラマなどを基に、CGで精巧に再現した福井藩江戸上屋敷の全景や内部の動画が見られる。公正が東京府知事の時に計画した銀座煉瓦(れんが)街のCG動画も公開する。

 ドラマコーナーは、NHK大河ドラマ8作品に登場した福井の先人のシーンを集め、講堂で1日13回上映する。県内のゆかりのスポットも盛り込まれている。

 観覧は一般100円、高校生以下と70歳以上は無料。上屋敷と煉瓦街の映像は福井市のJR福井駅、ハピテラス、小浜市の県立若狭歴史博物館などでも10日から上映する。

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