砺波市教育委員会は、増山城をはじめ、富山城や高岡城、安田城など県内の城を紹介する「とやま城郭カード」を作った。50カ所分のカードがあり、各城の魅力をアピール。市教委は「知名度が低くても、素晴らしい城は県内に多くある。そんな城にスポットを当てたい」としている。
増山城(砺波市増山)が昨年、日本城郭協会(東京)の「続日本100名城」に選定され、今年4月から各城を巡るスタンプラリーが始まった。この機会に、来場者の城への興味をより高めようと、国土交通省の「ダムカード」に倣い、製作した。
県内の各教育委員会の協力を受け、県内の城50カ所のカードを1カ所につき千枚ずつ作った。大きさは横8・8センチ、縦6・2センチで、表面に城名や写真を掲載し、裏面では所在地や遺構、規模などを説明している。
カードは、9日から砺波市埋蔵文化財センターに配置。希望者は、お目当ての城に行き、写真を撮るか、城に行った証拠をもらうかし、同センターで城に行ったことを証明できればカードを受け取ることができる。今後、県内の博物館や資料館などにも配置していきたいという。
市教委は「夏休みに県内のいろんな城に行ってカードを集めてほしい」としている。