<上>スタンプラリーをPRする山浦さん(右)ら <下>トラットリア・ベガが提供するエゴマの葉をソースにしたパスタとピザ

<上>スタンプラリーをPRする山浦さん(右)ら <下>トラットリア・ベガが提供するエゴマの葉をソースにしたパスタとピザ

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辰野でエゴマスタンプラリー 「エゴマで暑さ乗り切って」

信濃毎日新聞(2018年8月11日)

 今が旬のエゴマの葉を使ったメニューを提供する辰野町の飲食店など12店が、初の「たつのエゴマスタンプラリー」を始めた。地元の遊休農地利用をさらに広げたいと、官民でつくる「辰野町食の革命プロジェクト運営協議会」が9月2日まで、おなかを満たしてエゴマ栽培を応援しようと呼び掛けている。
 町内では昨年から、同協議会に参加する町農業委員会が同町沢底の遊休地でエゴマ栽培に着手。今年2月には希望者約140人に種を配った。エゴマといえば油だが、葉も食材として使ってほしいと同協議会がメニュー開発を呼び掛け、12店が応じた。
 いずれもキムチやてんぷらなどと工夫を凝らしたメニューを考案。同町羽場のイタリア料理店「トラットリア・ベガ」はホウレンソウやオリーブオイルと混ぜてソースを作り、パスタやピザにした。店長の藤沢憲一さんは「シソに似た爽やかな香りが口に広がりおいしい」と魅力を語る。
 スタンプラリーでは、3店分を集めると4店目以降は各店の独自サービスをどこでも受けられ、5店以上ならエゴマ油など3千円相当の商品が当たる抽選に応募できる。同協議会事務局で町地域おこし協力隊の山浦泰さん(26)は「いずれは生産者の収入増につなげたい」と話している。

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