コンテナ型飲食店の集積エリアの完成イメージ図

コンテナ型飲食店の集積エリアの完成イメージ図

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総曲輪にコンテナ横丁 飲食7店入居

北日本新聞(2018年8月12日)

 富山市総曲輪にコンテナ型飲食店の集積エリアが誕生する。不動産業のカンティーン・ステーション(東京)が整備しており、計11棟のコンテナを設置。焼き鳥やワインバー、おでんなどの7店舗が入り、9月下旬のオープンを予定している。多彩なジャンルを味わえる拠点として集客効果が見込まれ、まちなかのにぎわい創出につながりそうだ。

 飲食店の集積エリアが整備されるのは、総曲輪通りの路地の一角で、敷地面積165平方メートル。計11棟のコンテナを設置し、ホルモン焼きやビストロなど幅広いジャンルの7店舗が出店する。エスニック料理やカクテルを味わえる店舗も入る。

 エリアの名称は「あまよっと横丁」。「TOYAMA」を「AMAYOT」と逆にして、ローマ字読みした語呂にちなんだという。

 1店舗当たりの客席は8~10席で、2棟のコンテナを使って20席程度を用意する店舗もある。コンテナを利用することで建設コストを抑えることができ、狭い土地の有効利用にもつながるという。

 カンティーン・ステーションは、遊休地の活用やコミュニティースペースづくりなどの事業を展開している。

 富山市がコンパクトなまちづくりに取り組む中、同社は市中心部の定住人口が増加していることに着目。北陸新幹線の開業に伴い、県外から多くのビジネス客や観光客が訪れている現状も踏まえ、コンテナ型飲食店の整備を決めた。

 エリア周辺は市内電車などの公共交通が充実している。近くのグランドプラザではイベントも頻繁に開催されており、同社は幅広い世代の集客を見込んでいる。担当者は「地域の新たなコミュニティーの場として多くの人に来店してもらい、にぎわい創出を目指したい」と話している。

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