関西の学生ら約50人が建築から運営までを担う浜茶屋が、福井県高浜町和田の若狭和田海水浴場で今年も開かれている。海に映える涼しげなデザインの建物で、地元食材を使ったカレーなどを販売。インスタ映えスポットとしても注目され、多くの海水浴客でにぎわっている。8月20日まで。
学生浜茶屋は2016年から開いており、大阪大や大阪工大などで建築を学ぶ学生らが毎年、建物の設計やメニューなどを考えている。
今年は、多くのお客が海と青葉山の景色を楽しめるようにテーブルを配置し、2階のテラス席にはデッキを増築した。また建物が海水浴場の入り口近くにあることで、インフォメーションセンターと間違われないよう、メニューを記したのぼり旗などを掲げ"ショップ"をアピールした。
メニューは、サバの甘辛煮や梅といった若狭の食材を使ったカレーなど。カレーはスパイスにもこだわっており、特に人気を集めている。夕日をイメージしたソーダや、町名産の杜仲茶(とちゅうちゃ)で作ったアイスをメロンパンで挟んだメロンパンアイスなど昨年からの人気メニューも引き続き販売中だ。
大阪工大4年の片岡一智(かずとし)さん(24)は「飲食を楽しみながら、きれいな景色を満喫して」と話していた。営業時間は午前10時半~午後5時半(金、土曜は同7時まで)。