集落を仮装した区民らが練り歩いた「はやし込み行列」=8月15日、福井県勝山市北谷町谷

集落を仮装した区民らが練り歩いた「はやし込み行列」=8月15日、福井県勝山市北谷町谷

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勝山市で伝統行事「はやし込み行列」 七福神、天狗の仮装行列練る

福井新聞(2018年8月16日)

 福井県勝山市北谷町谷で8月15日、伝統行事「はやし込み行列」が行われた。七福神、天狗(てんぐ)などに仮装した区民らが殿様行列のようにゆったりと集落内を練り歩いた。

 はやし込み行列は、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願し江戸中期に始まったとされる。過疎化で1972年にいったん途絶え、元住民らが2000年に復活させている。

 この日は、区民や地元出身者ら約60人が白塗りにひげを描き殿様などに変装。区内の寺から約300メートル離れた伊良神社目指して出発した。

 行列には七福神、猿など見た目にユニークなキャラクターがずらり。先頭の「庭掃き」が大きなほうきで道を掃き清めた後を50メートルほどの殿様行列が続いた。

 笛や太鼓のにぎやかなおはやしが響き普段、静かな集落は帰省客らがカメラを構えにぎわっていた。神社では神楽などが奉納された。

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