日本の漫画文化の発展を紹介する特別展=福井県福井市の県立こども歴史文化館

日本の漫画文化の発展を紹介する特別展=福井県福井市の県立こども歴史文化館

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漫画文化の源流たどる 県こども歴史文化館、雑誌など展示

福井新聞(2018年8月17日)

 日本の漫画文化の発展に迫る特別展「漫画~その歴史と描かれた先人たち~」が、福井県福井市の県立こども歴史文化館で開かれている。日本初の漫画雑誌など、幕末から戦後まで約100年間の貴重な資料が並び、子どもから大人までを楽しませている。9月9日まで。

 「幕末明治福井150年博」の一環で、実物資料など351点を展示。伝統的な戯画や滑稽画などの世界が、幕末から入ってきた欧米の風刺画などの影響を受けて今日の「漫画」へと発展していく様子を紹介している。

 1862年にイギリス人のチャールズ・ワーグマンが横浜で創刊した日本初の漫画雑誌「ジャパン・パンチ」の実物や画像パネルを展示。時事問題や日々の出来事を風刺を交えながら居留地の外国人に伝えていたことを紹介している。日本初の職業漫画家北沢楽天が創刊した漫画雑誌「家庭パック」などからは、大正時代から子ども向けの漫画が発展したことが分かる。

 このほか、戦時中は戦争遂行のキャンペーンに利用されたことや、戦後は漫画が娯楽を提供する重要な役割を担うようになったことなども紹介している。

 同館学芸員の奥田陽子さんは「100年もしない間に漫画文化が一気に発展した面白さを感じてほしい」と話している。入場無料。9月3日休館。

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