ヒスイの工房跡を再現したコーナーなどがある企画展会場

ヒスイの工房跡を再現したコーナーなどがある企画展会場

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「ヒスイの里の玉つくり」展開催 朝日町まいぶんKAN

北日本新聞(2018年8月18日)

 朝日町埋蔵文化財施設「まいぶんKAN」(同町不動堂)は夏の企画展「ヒスイの里の玉つくり」を開き、縄文~古墳時代の「石」に焦点を当てた出土品などを紹介している。縄文期の野生植物を育てる「縄文ガーデン」も本年度、敷地内に整備し、当時の生活・文化に屋内外で親しめる。

 昨年まで開催された「翡翠(ひすい)フォーラムin朝日町」の成果を生かし、ヒスイという資源を基に時代の変遷を感じてもらうのが狙い。浜山玉つくり遺跡で見つかった古墳時代のヒスイ加工場跡を再現したコーナーを設けたほか、町内で最も古い時期に石で作られた装飾品「☆状耳飾(けつじょうみみかざり)」やヒスイ製ハンマーを展示している。

 海から離れた不動堂ムラの住民が石器の材料調達のために海岸まで石を拾いに行っていたとみられる研究結果も公開している。学芸員の川端典子さん(44)は「ヒスイ拾いのイベントを楽しめる現代と同じように、7千年前までさかのぼっても海岸で目当ての石を探す人々がいたことを知ってほしい」と話す。

 縄文人の食事や植物管理を学んでもらおうと、縄文ガーデンではエゴマやアズキ、編み物に使う繊維植物のカラムシを栽培している。10月には収穫体験の催しを行う。

 企画展は9月30日まで。期間中は午前9時~午後5時(入場は午後4時半まで)。火曜休館。入館料200円(高校生以下は無料)。問い合わせはまいぶんKAN、電話0765(83)0118。

☆は、決のさんずいが王

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