金沢市東山1丁目の真言宗観音院で19日、参拝すると4万6千日分の功徳があるとされる「四万六千日(しまんろくせんにち)」の行事が行われた。同院は縁起物のトウキビ(トウモロコシ)を昨年より千本多い3300本用意し、地域住民らが列をなして買い求めた。
観音院では毎年、旧暦の7月9日を四万六千日としており、今年は日曜だったためトウキビの本数を増やした。魔よけや商売繁盛などの御利益があるとされ、参拝者は1年間、軒先などにつるして古くなったトウキビを納め、青々とした新品を買い求めた。
境内では法要が営まれたほか、息災延命や交通安全などを祈る護摩木(ごまき)が次々とたかれた。