福井市中央公園の再整備が完了し、家族連れでにぎわう堀割広場=8月18日、福井県福井市の同公園

福井市中央公園の再整備が完了し、家族連れでにぎわう堀割広場=8月18日、福井県福井市の同公園

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福井城址の雰囲気 福井市中央公園が再整備完了

福井新聞(2018年8月20日)

 福井県の福井市中央公園の再整備事業完了に伴う記念式典が8月18日、同公園芝生広場で行われた。市や県の関係者らが「県都のシンボル、憩いの場として親しまれるようになってほしい」と、堀の石垣など福井城趾(じょうし)の面影をしのぶ公園の完成を祝った。

 中央公園整備は、県と福井市が策定した「県都デザイン戦略」が掲げる福井城址公園構想の先行整備事業として進められてきた。面積約2万1千平方メートルで、北側エリア(約1万1千平方メートル)は2016年7月に完成しており、南側エリア(約1万平方メートル)の工事が完了。幅20・5メートル、奥行き30・2メートルの半地下空間「堀割(ほりわり)広場」や「堀跡噴水」がお目見えした。夜間はライトアップの演出もある。このほか、遊具広場、梅広場も設けた。

 式典で東村新一市長は「公園と福井城趾との一体感を意識して整備した」、西川一誠知事は「(城址の山里口御門などと合わせ)歴史をしのぶ散策ルートが出来上がり、県都の玄関口の魅力が高まってきた」とあいさつした。

 式典後は、早くも市民らでにぎわった。近くに住む女性(37)は2人の子どもと訪れ、「公園全体の見通しが良く、整備前より明るくなった。また子どもを連れて来たいですね」と話していた。

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