須坂市仁礼の休耕田で19日、恒例の「どろんこバレーボール大会」が開かれた。地元住民有志らでつくる実行委員会の主催で、今年は市内外から9チーム計約90人が参加。全身を泥だらけにしながらボールを追い掛けた。
約10アールの休耕田にコート2面を用意。男女混合で、6人制ソフトバレーボールのルールでプレーした。参加者がボールを拾おうと泥の中に飛び込むと、観客から「ナイスファイト」と歓声も。会場では地元のトウモロコシやスイカが振る舞われ、試合後は水路や近くの温泉から給水車で運んだ温水シャワーで、参加者が泥を洗い流していた。
2コートに分かれて1チーム2試合ずつの予選を戦い、最上位チーム同士が決勝に進出。同市旭ケ丘の近所の仲間らでつくる「ネガティ部」が優勝した。代表の寺沢晴海さん(34)は「子ども心に戻って楽しめた」と喜んでいた。
大会は休耕田を活用した地域の活性化を期待して始まり、今年で15回目。