長持を改修したソファに座る(左から)山崎さんと伊藤さん

長持を改修したソファに座る(左から)山崎さんと伊藤さん

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再生家具懐かしい雰囲気 山崎さん地元高岡に飲食店

北日本新聞(2018年8月21日)

 長持(ながもち)、たんすなど古い和家具をソファやテーブルとして活用したユニークな飲食店「Nagamochi(ナガモチ)」が今月、高岡市春日丘にオープンした。懐かしい雰囲気が訪れた客を和ませている。

 オーナーの山崎秀太さん(25)=高岡市江尻=は「生まれ育った地域を活気づけたい」と地元での開店を決め、祖父が50年以上前に八百屋を営んでいた空き家を自ら改装した。

 同市福岡地域を拠点に地方創生ビジネスに取り組む伊藤昌徳さん(30)に相談したところ、長持などを再生して使うことを提案された。長持は、かつては衣装を入れる嫁入り道具として重宝がられたが、現在では蔵の中でほこりをかぶっていることが多い。

 伊藤さんは、使われていない古い家具を市内外から買い取り、修理などを施して売り出している。長持やたんすの形状を生かし、店の内装に合ったソファやテーブルに作り替えた。

 店では市内の地下水で作られた氷や高岡産のモモなど地元の素材にこだわったかき氷を販売している。訪れた人は「長持がこんなすてきな家具になるんだ」と驚いたり、「インスタ映え」しそうな店内やかき氷の写真を撮って楽しんでいるという。

 山崎さんは「近所の人を中心に誰でも気軽に訪れる交流の場にしたい」と話している。問い合わせは同店、電話080(9653)8787。

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