廣瀬さん(左)と共に太鼓を打ち鳴らす子どもら

廣瀬さん(左)と共に太鼓を打ち鳴らす子どもら

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児童ら「マラカトゥ」特訓 24日から「スキヤキ」

北日本新聞(2018年8月23日)

 南砺市福野文化創造センターで24~26日に開かれるワールドミュージックの祭典「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2018」に向け、ブラジル北東部の音楽「マラカトゥ」のワークショップが開かれ、児童らが熱心に取り組んでいる。

 マラカトゥは太鼓やシェーカー、ベルを重層的に打ち鳴らす音楽。ワークショップは定員10人に対し、小学1年生から中学1年生まで16人が集まった。スキヤキ・パレードなどの盛り上げ役として定着してきたマラカトゥの人気ぶりがうかがえる。

 今回は本場ブラジルの高名な指導者の1人、ジャイルソン・ヴィアナ・シャコンさんと、「スキヤキ」常連の廣瀬拓音(たくと)さんが講師を務め、本場のリズムを教えている。パレードを想定し、太鼓を打ち鳴らしながら歩く動作も取り入れている。福野文化創造センターで、本番直前まで練習する。

 昨年に続いて受講している南砺市城端小学校3年の横山空奏(そらと)君はオープニングステージとパレードに向け「かっこよく見せたい」と張り切っている。

 シャコンさんは「ブラジルを代表するマラカトゥ文化を世界中に広めるため、子どもたちに教えることはとても重要」と力を込めている。「スキヤキ」は北日本新聞社共催。

■メキシコ民謡にも挑戦
 地元の「なんとジュニアコーラス」の7人は、出演グループの「クアトロ・ミニマル」のメンバー、フアン・パブロ・ヴィヤさん(メキシコ)からメキシコ民謡などを学んでいる。

 スペイン語の歌詞の発音やメロディーを丹念にチェック。手で体をたたく「ボディーパーカッション」を交えた歌にも挑戦する。24日のオープニングステージに登場する。

 クアトロ・ミニマルはスキヤキ会期前から南砺に滞在しながら曲作りをする「レジデンス」企画から誕生したグループで、メキシコ、韓国、日本人アーティスト4人が加入。ワークショップを通じた人材育成にも熱心だ。

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