全国のアカペラグループが集まる金沢アカペラ・タウン2018(同実行委員会、金沢市主催、北國新聞社特別協力)は25日、同市中心部で2日間の日程で始まり、学生や社会人のグループが軽やかな歌声を響かせ、まちなかにハーモニーと笑顔が広がった。金沢市民芸術村で開かれたコンクールでは、ぽっかれもん(京都府)が金賞、アレマコレマ(兵庫県)が銀賞に輝き、26日のファイナルステージ出場を決めた。
2日間でアマチュアグループ約220組1200人、プロ3グループが出演する。金沢駅もてなしドームや金沢学生のまち市民交流館、竪町広場など9会場でストリートステージが行われた。
片町きらら広場では、声や息遣いで打楽器の音を表現する「ボイスパーカッション」トーナメントが初めて行われ、Bloom!(京都府)の三俣正和さん(21)=大阪府高槻市=が優勝した。12人が出場し、観客の歓声や拍手の大きさで勝敗を決めた。三俣さんは「仲間の力で優勝させていただけたと思う」と喜んだ。
金沢市役所庁舎前広場では、スペシャルゲストのベイビー・ブーとOEK(オーケストラアンサンブル金沢)エンジェルコーラスのコラボステージが行われ、子どもたちの澄んだ歌声とプロのハーモニーが来場者を楽しませた。
コンクールには一次審査を通過した8グループが出場し、課題曲「明日はきっといい日になる」をそれぞれのアレンジで披露した。
26日は、午前11時から9会場でストリートステージが繰り広げられる。午後5時からしいのき緑地特設ステージでファイナルステージが行われ、ベイビー・ブーとSmoothAce(スムースエース)、海外招待のMICappella(マイカペラ)ら8団体がイベントを締めくくる。