昨年市場デビューした石川県産ナシの「加賀しずく」の今季初競りは２５日、金沢市中央卸売市場で行われた。３３０箱１６５０キロが競りにかけられ、最高等級「プレミアム」の１箱（７個入り、５キロ）がこの日最高値の７万円となった。
　加賀しずくは県が開発した新品種で、みずみずしさと上品な甘みが特徴。大きさも主力品種「幸水」より一回り大きく、今年は昨年の３倍近い約１５トンの出荷を見込む。
　プレミアムは３段階ある等級区分のうち、糖度がより高く、品質外観が優れていると認定される。この日は７個入り３箱と８個入り８箱が用意された。競り落とされた加賀しずくは県内の店頭に並べられた。出荷は９月中旬まで続く。