そろいの衣装で息の合った舞を披露する稚児=熊野神社

そろいの衣装で息の合った舞を披露する稚児=熊野神社

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優美に稚児舞奉納 婦中・熊野神社

北日本新聞(2018年8月26日)

 富山市婦中町中名(なかのみょう)の熊野神社に伝わる国指定重要無形民俗文化財の稚児舞が25日、同神社で行われ、4人の稚児が優美な舞を披露した。

 同神社例大祭に合わせて奉納された。氏子から選ばれた10歳までの男児が稚児になる伝統があり、今年は小稚児の愛宕大和君(宮野小2年)と佐々木橙亜君(同)、大稚児の中坪輝流君(宮野小3年)と田上來志君(同)が境内の舞台で七つの舞を演じた。

 稚児は祭りが終わるまで土を踏んではならないとされており、中名公民館から大人の肩に担がれて移動。笛や太鼓の音頭に合わせ小稚児2人が舞う「鉾の舞」から始まり、4人で舞う「林歌」ではそろいの衣装を身にまとい息の合った舞を見せた。獅子舞の奉納もあり、紅白の餅が舞台から振る舞われた。

 稚児舞は、1704(宝永元)年に疫病が流行した際、神社の守護奉仕役を務めていた若林源左衛門が神のお告げを受け、私財を投じて大祭を挙行し稚児舞を奉納したのが始まりとされる。

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