富山城や庭園を眺めながら抹茶を飲むことができるカフェ

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城址公園カフェ人気 富山市が佐藤記念美術館で社会実験

北日本新聞(2018年8月29日)

 富山城址公園内(富山市本丸)の富山市佐藤記念美術館にオープンしたカフェが、人気を集めている。ロビーと昭和時代の茶室「助庵」を活用した市の社会実験で、営業は12月下旬までの半年間。市の担当者は「抜群のロケーションの中、ゆったりと過ごしてもらいたい」と話している。(報道センター・藤木優里)

 佐藤記念美術館は北陸新幹線の開業を機に観光客が前年比1・5倍になった人気スポットの一つ。ロビーはガラス張りで、富山城や公園内の庭園を一望できる。公園一帯が集客の拠点になるよう、市は本年度予算に運営費362万円を計上した。

 カフェは市の委託を受け、地域・観光マネジメント(富山市)が7月にオープン。抹茶や同市石倉町の延命地蔵尊の湧き水を使ったコーヒー、同市呉羽地区産の茶葉を使った紅茶などを提供する。

 7月の利用客は317人で、昨年同時期に「助庵」を利用した人の3倍以上になった。東京から訪れた高山慧さん(30)と妻の彩香さん(27)は「館内を見て回った後、いい所で休憩できた。庭もきれいで涼しげ」と話す。

 外国人観光客も多く、要望を聞きメニューを英語表記にしたり、茶室で本格的な抹茶体験ができるコースを設けたりした。同マネジメントの塚本昌紀代表理事は「観光名所の案内や提供メニューの紹介など幅広いことに対応していきたい」と話す。

 実際の営業を通じて分かったニーズや必要な設備投資などのデータを基に、今後の方針を決める。将来的には民間の事業主が自主的に運営できる環境を目指す。

 市観光政策課の児島誠戦略係長は「多くの人の満足度を高め、より長く富山に滞在してもらえるようにしたい」と話している。

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