十日町市の「絵本と木の実の美術館」のビオトープで見つかった白っぽい色のサンショウウオ

十日町市の「絵本と木の実の美術館」のビオトープで見つかった白っぽい色のサンショウウオ

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ビオトープに珍客 白いサンショウウオ発見 十日町

新潟日報(2018年8月29日)

 十日町市真田甲にある「絵本と木の実の美術館」のビオトープで、白っぽい色の珍しいサンショウウオが見つかった。同美術館は水槽で飼育し、希望者に見せている。

 このサンショウウオは黒色の色素が減退したもので、「ハイポメラニスティック」と呼ばれる。体長は約5センチで、13日に行われた生物調査で見つかった。

 同美術館は2005年に閉校した真田小学校の校舎を利用しており、ビオトープはそのプールに雨水などがたまって自然にできた。水草が生え、カエルやゲンゴロウ、ミズカマキリなどが生息している。

 調査を行ったビオトープ管理アドバイザー、寺田浩之さん(37)=東京都=は「白いサンショウウオが自然界に出てくること自体が珍しいし、目立つので鳥やヤゴに食べられてしまいやすい。20年くらい調査をしているが、初めて捕まえた」と話している。

 同美術館は09年の「大地の芸術祭」で、絵本作家の田島征三さんが作品として校舎を再生したもの。以降常設の美術館として運営されている。現在、開催中の今回の「大地の芸術祭」で田島さんが米国出身の詩人、アーサー・ビナードさんと共同で制作した作品が、敷地内で展示されている。

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