元の位置に戻された亀甲島の景石=兼六園の霞ケ池

元の位置に戻された亀甲島の景石=兼六園の霞ケ池

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倒れた兼六園の「亀」元通りに 石川県が復旧作業

北國新聞(2018年8月30日)

 県は29日、兼六園の霞ケ池内の蓬莱島で、倒れた景(けい)石(せき)を元の位置に戻す復旧作業を行った。島は亀に似た形状をしていることから「亀甲島」とも呼ばれ、石は亀の頭に見立てられている。工事業者は以前の写真を参考に、位置や向きに気を付けながら石をクレーンでつり上げて立たせ、「亀」は以前の姿を取り戻した。
 県によると、蓬莱島は1863(文久3)年ごろに造られたとされる。景石は幅1・2メートル、奥行き0・8メートル、高さ2・2メートル、重さは約2トンで、地面に差し込む形で固定されていたが、次第に傾きが増し、6月28日に倒れた。
 23日から池の排水を始め、水位を通常の1メートルから30~40センチまで下げて作業が行われた。岸から石の近くまでクレーンを搬入するため、土のうや鉄板で足場を設置し、29日に景石の復旧に取り掛かった。
 業者がクレーンで倒れた景石を持ち上げて元の位置に埋め込み、周囲を盛り土で補強した。来園者は足を止めて作業を見守り、本来の姿を取り戻した亀甲島を写真に収めた。9月4日までに池の水位を元に戻す。

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