チラシやポスターを手に、来場を呼び掛ける蓮沼委員長(中央)ら実行委メンバー

チラシやポスターを手に、来場を呼び掛ける蓮沼委員長(中央)ら実行委メンバー

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日本遺産の魅力発信 9月井波でまちなみアート

北日本新聞(2018年8月31日)

 伝統の風情が漂う南砺市井波地域中心部全体を美術館に見立て、アート作品を展示する「まちなみアートinいなみ」が、9月22~30日に行われる。実行委員会メンバーらが30日、北日本新聞砺波支社を訪れ、来場を呼び掛けた。

 井波彫刻を軸にした地域の多彩な魅力が本年度、文化庁の日本遺産に認定されたのを受け、その理念とも重なるテーマでまちの魅力を発信してきたイベントの意義深さを強く訴える。

 今回も井波別院瑞泉寺周辺の工房や住宅、商店90カ所以上に木彫刻や絵画、各家の「お宝」など計約300点を展示する。催しは23、24日を中心にあり、瑞泉寺では太子伝会(たいしでんえ)でおなじみの聖徳太子絵伝の絵解き説教を披露。周辺の4寺院では墨彩画、洋画と生け花との競演で、多彩な芸術空間を生み出す。29日には、日本遺産をテーマとしたシンポジウムがある。

 蓮沼晃一実行委員長は「日本遺産認定の原点でもある町並みの魅力を発信し、おもてなしの心も再確認したい」と述べた。「まちなみアート」は北日本新聞社共催。

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