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ガラス作品「花のジャポニスム」 諏訪・北沢美術館

信濃毎日新聞(2018年9月1日)

 諏訪市の北沢美術館は、開館35周年記念の特別展「花のジャポニスム」を開いている。日仏友好160周年にちなみ、幕末にヨーロッパで流行した「ジャポニスム(日本趣味)」のうち、芸術や庭園に影響を与えたスイレンやキク、フジなど日本の花に着目してガラス作品を集めた。

 エミール・ガレやドーム兄弟の花瓶やランプなど約100点をそろえた。水辺に咲く花がテーマのコーナーでは、画家クロード・モネの作品「睡蓮(すいれん)」を印刷した布も展示に使い、ヨーロッパの庭園にスイレンなどが広がっていった様子を再現した。

 千葉県の主婦(74)は「花の表現が細やかなだけでなく、作品に合うようにデフォルメ(変形)されている。作家の優しいまなざしを感じる」と話していた。

 特別展は来年3月末まで。10月31日は休館。入館料千円(中学生500円、小学生以下無料)。

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