おわら本番に向けて最後の稽古をする踊り手=富山市八尾町東町

おわら本番に向けて最後の稽古をする踊り手=富山市八尾町東町

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1日から「おわら風の盆」 演じ手総仕上げ

北日本新聞(2018年9月1日)

 二百十日の風封じと五穀豊穣(ほうじょう)を願い、住民が三日三晩踊り、歌い明かす伝統行事「おわら風の盆」が1~3日に富山市八尾地域中心部で行われる。開幕を翌日に控えた31日、おわらを受け継ぐ11町では、会場の準備や稽古の総仕上げを行う姿が見られた。

 東町では、夜になると三味線や胡弓(こきゅう)を持った地方(じかた)衆と浴衣を着た踊り手が公民館に集まり、本番に向けた最後の稽古に励んだ。屋根のある公民館の玄関口で踊り、しっとりとした所作を見せた。

 1日は午後3時ごろから各町で町流しが始まる。雨天中止になることがある。八尾小学校グラウンドの演舞場も強風や雷雨などの場合、中止の可能性がある。同行事運営委員会は、混雑時に傘を使うとぶつかる危険性があり、観覧の妨げになるため雨がっぱなどの持参を呼び掛けている。

 期間中、八尾地域中心部は車両の進入を規制する。八尾スポーツアリーナ(同市八尾町井田)と八尾ゆめの森テニスコート(同市八尾町下笹原)に駐車場を設け、会場とを結ぶシャトルバスを運行する。

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