第36回全国新作花火競技大会(諏訪市などの実行委員会主催、信濃毎日新聞社など共催)が1日夜、諏訪市の諏訪湖畔で開かれた。全国から集まった花火師25人の技術と情熱が詰まった花火がきらびやかに夜空を彩り、約25万人(主催者発表)の観客を魅了した。
花火師たちは宇宙や花、宝石など、それぞれが選んだテーマを花火で表現。競技の合間のスターマインなども含め、計1万8千発が観客を沸かせた。
昼すぎからの雨は開幕直前にやんだが、風が弱く、煙が湖上に滞留して花火が見えない場面も。それでも、茅野市玉川の会社員伊藤博久さん(64)は「煙の隙間からでも花火師の技が見え、十分に楽しめた」と話していた。
優勝(経済産業大臣賞)には、小幡知明さん(群馬県・菊屋小幡花火店)の「里山の忘れ柿」が選ばれた。