水揚げされ競り場に並べられるベニズワイガニ=新湊漁港

水揚げされ競り場に並べられるベニズワイガニ=新湊漁港

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秋の新湊、紅に染まる ベニズワイガニ初競り

北日本新聞(2018年9月4日)

 富山湾の秋の味覚ベニズワイガニの今シーズンの初競りが3日、射水市八幡町の新湊漁港で行われ、色鮮やかなカニが漁港を紅色に染めた。資源保護のため、新湊漁協は今シーズンの漁期を半月程度短くする。

 ベニズワイガニ漁は毎年1日午前0時に解禁される。ことしは新湊漁協所属のカニ籠漁船5隻が沖合にカニ籠を設置し、3日朝から5隻がカニ籠を引き揚げた。高波の影響で水揚げが減った昨年の初競りに比べ2倍超の約4200匹が競り場に並んだ。

 競りは午後1時にスタート。競り人の掛け声に合わせ、仲買人がサイズごとに並べられたカニを品定めし、次々と競り落としていた。重さ800グラム以上で形が良く、身が詰まった「新湊ブランド」のタグは10匹に付けられた。このうち1匹は、甲羅の幅が14センチ以上で重さ1キロ以上という、県が昨シーズンからブランド化を進める「高志の紅(あか)ガニ」の基準を満たした。

 漁は11月末から来年1月ごろに最盛期を迎える。例年は5月末まで漁を行っていたが、5月下旬に捕れるカニは小さい。資源保護を図るため、5月14日までを漁期とする。

 同漁協によると、水揚げが多かったため浜値は昨年より2割安となった。当面は地元の料理店や飲食店、すし店、スーパーなどに出回る。

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