須坂市穀町の田中本家博物館で、南米原産のアサガオ「ヘブンリーブルー」が見頃を迎えている。7日は雨の水滴をまとった青い花が約2千個並び、来館者の目を楽しませていた。
同館は1995年から館内の庭園でヘブンリーブルーを育てており、今では通路の両側にある長さ約12メートルの棚に花が咲く。今年は猛暑で生育が遅れていたが、ここ数日で一気に咲きそろい、ようやく見頃になった。例年より2週間ほど遅いという。
飯田市から息子夫婦と夫の4人で訪れた下平澄子さん(77)は「青色の中にも深みがあって良い色合い。種を分けていただきたいくらい」と記念写真を撮っていた。
ヘブンリーブルーは9月いっぱいまで盛りが続き、10月中旬まで花を楽しめそうだ。