登山口に新設された石碑=9月7日、福井県小浜市上根来

登山口に新設された石碑=9月7日、福井県小浜市上根来

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鯖街道登山口にシンボル完成 石碑を新設、福井・小浜

福井新聞(2018年9月8日)

 若狭の食文化の向上と情報発信に取り組む「御食国(みけつくに)若狭倶楽部」が、福井県小浜市上根来(かみねごり)の鯖街道根来坂登山口に石碑を建てた。9月7日は除幕式が行われ、同倶楽部のメンバーら約30人が新たな鯖街道のシンボルの完成を祝った。

 新たに建てられた石碑は御影石でできており、縦1・5メートル、横1・3メートル。「小浜から京へ 鯖街道 根来坂〈針畑(はりはた)越え〉」と記されている。

 登山口には14年前、木製の看板を設置。だが雨風などにより劣化が進んだことで、新たな目印となる石碑の新設を決めた。設置には、市民発案の地域活性化事業を補助する市の「いいとこ小浜づくり協働推進事業」の補助金30万8千円を活用し費用を一部賄った。

 除幕式で同倶楽部の宇田川節子会長(69)が「鯖街道が末永く保存されることを望むとともに、小浜の魅力発信につながれば」とあいさつ。また松崎晃治市長は「喜ばしいこと。より一層散策を楽しんでもらいたい」としていた。

 この後、記念ウオーキングと題し、参加者のうち約10人が針畑峠まで歩いた。

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