サトイモの出来具合を確かめる長谷川組合長(右)ら=共同選果場

サトイモの出来具合を確かめる長谷川組合長(右)ら=共同選果場

富山県 砺波・南砺・五箇山 特産

福野特産サトイモ出荷始まる

北日本新聞(2018年9月11日)

 南砺市福野地域の特産サトイモ生産の主力を担う南野尻里芋生産組合(長谷川正昭組合長)の集荷や出荷作業が9日、同市苗島(福野)の共同選果場で始まった。今年は猛暑に見舞われたが、例年並みの約200トンの生産を見込んでいる。

 同組合には12人が加入し、約10ヘクタールで「石川早生(わせ)」「女早生」「大和(やまと)」の3品種を栽培。歯応えがあり、程よい粘り気が特長だ。今年は猛暑で、降雨が少なかったため、農業用水からの小まめな水やりなど苦労を重ねたという。

 共同選果場では、大きさによって5種類に選別して出荷する。作業は11月末まで続く。9日は選果場開設式と目ぞろえ会があり、長谷川組合長が若手の担い手が育っている現状を説明した上で「これからも地域に根差した特産物にしていきたい」と述べた。

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