上田招魂社境内に完成した忍者の修練場で手裏剣を投げる人(中央)

上田招魂社境内に完成した忍者の修練場で手裏剣を投げる人(中央)

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上田城跡公園に忍者修練場 手裏剣や吹き矢体験

信濃毎日新聞(2018年9月11日)

 上田市の上田城跡公園に手裏剣や吹き矢といった忍者の技を体験できる「修練場」がオープンした。忍者を通じたまちづくりに取り組む団体などでつくる「真田忍者十遊士(じゅうゆうし)の会」(横谷重則代表)が、戦国大名真田氏に仕えた「真田忍者」の発信拠点に―と設置。9日は十遊士の会メンバーらが集まって完成を祝った。公園内を行き交う観光客らにもアピールする。

 修練場は城跡公園にある上田招魂社の協力を得て境内に設けた。柵で囲った手裏剣と吹き矢の修練場は、数メートル先の的に向かって金属製の手裏剣を投げたり、吹き矢を飛ばしたりする。境内には、間隔を空けて並べた切り株をそっと歩いたり、かがんで障害物を通過したりして忍者の動作を体験する場も用意。これらを一通り回ると「免許皆伝」と見なす趣向だ。

 真田氏に仕えた忍者・横谷左近(よこやさこん)を先祖に持つ横谷代表(59)は式典で「近年、忍者は学術的にも研究が進む。真田十勇士の物語がある上田を忍者で盛り上げたい」とあいさつした。手裏剣と吹き矢の修練場は日曜と祝日に開放し、十遊士の会メンバーが対応する。各5回で200円。

 上田市も忍者を市の観光資源の一つに位置付けており、自治体などでつくる日本忍者協議会にも加盟。11月4日には城跡公園内で「伊賀流手裏剣打選手権」の長野予選があるほか、研究者らが忍者について発信する「国際忍者学会」を2019年に市内へ誘致する方針だ。修練場に関する問い合わせは十遊士の会事務局(電話090・4833・0658)へ。

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