新動物舎「ハピジャン」でカピバラに餌をやる親子連れ=9月9日、福井県福井市の足羽山公園遊園地

新動物舎「ハピジャン」でカピバラに餌をやる親子連れ=9月9日、福井県福井市の足羽山公園遊園地

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カピバラと触れ合い笑顔 福井・足羽山動物園

福井新聞(2018年9月11日)

 福井県福井市の足羽山公園遊園地(ミニ動物園)が9月9日、リニューアルオープンし、新動物舎「ハピジャン」をお披露目した。あいにくの雨だったが、屋根付きの全天候型施設の強みを早速発揮。昨年11月の休園以来、再開を待ち望んでいた親子連れが行列をつくり、新しく仲間入りしたカピバラへの餌やりを楽しんだ。

 ハピジャンは鉄骨2階建て、延べ床面積316平方メートル。池や擬木などで熱帯雨林の環境を再現し、動物と来園者を隔てる仕切りを基本的に設けていない。柵のない空間で、のびのびと生活する動物と直接触れ合えるのが魅力。

 雨の中、開園前から約70人の親子連れが並んだ。ハピジャンでは、長さ約20センチのクチバシを持つオニオオハシが頭上を飛び交う様子に歓声を上げ、3匹連れ添って池を泳ぎ回るカピバラをなでるなど満喫していた。来園者を全く気にせず熟睡するナマケモノを見つけた子どもは指をさして喜んでいた。

 休園前は月2、3回来ていたきょうだいは「カピバラが柔らかかった」「おっきなウサギがいたよ」と大興奮。「また来たい」と瞳を輝かせていた。

 ミニ動物園は入場無料で月曜休み。これまで冬期は休園していたが、今後ハピジャンを開放する。駐車場の混雑が予想されるため、ミニ動物園と市給水管理事務所(同市足羽1丁目)を結ぶ無料シャトルバスを11月4日まで運行する。運行は土日と祝日(9月24、29、30日、10月6、7、8日を除く)。

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