作品を前に絵や家族への思いを語る金子ボボさん=胎内市

作品を前に絵や家族への思いを語る金子ボボさん=胎内市

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家族の愛鮮やかに表現 胎内出身・金子ボボさん初の個展

新潟日報(2018年9月13日)

 胎内市出身で新潟お笑い集団NAMARAの芸人・金子ボボさん(41)の絵などを集めたアート展が10月14日まで、胎内市下赤谷の市美術館で開かれている。鮮やかな水彩画と、絵を描いた段ボールを使った立体作品の計約250点を展示。故郷で初の個展に、金子さんは「絵のいろいろな世界観に触れてほしい」とPRしている。

 金子さんは子どもの頃から絵が好きで、旧中条町で保育士をしていた2000年ごろから絵を描き始めた。芸人となった後の11年ごろから、本格的に制作に取り組むようになった。

 段ボールに動物や子どもなどさまざまなモチーフを詰め込むように描き、赤、青、黄など生き生きとした色を塗り分けるのが特徴。絵本やCDジャケットの絵も手掛け、新潟日報おとなプラスの連載で挿絵も担当している。

 開催初日の1日には、金子さんによる作品解説があり、「その日に思ったことや感情を描き、パズルのように足して詰め込んでいく。1回書いた線は直さない」などと説明。「家族からの愛の形が今回の作品になっている」と語った。

 同市の小学2年男子児童(7)は「とてもきれいな色の絵でかっこいい」と話した。

 月曜休館。観覧料は高校生以上300円、小中学生150円、小学生未満無料。問い合わせは同美術館、0254(47)2288。

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