福井県小浜市で9月15、16日に行われる「放生祭」の本陣

福井県小浜市で9月15、16日に行われる「放生祭」の本陣

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若狭最大の秋祭り「放生祭」9月15日開幕 福井県小浜市

福井新聞(2018年9月13日)

 城下町の町人居住区だった福井県小浜市小浜地区で9月15、16の両日行われる若狭地方最大の秋祭り「放生祭(ほうぜまつり)」。今年出番の12区がそれぞれ神楽、獅子、神輿(みこし)、大太鼓、山車(やま)の5種類の出し物を披露しながら、地区内の各区の本陣を巡行する。2日間にわたって次々と八幡神社(同市男山)に宮入りし、全ての出し物は16日午後1時ごろに市まちの駅・旭座(同市白鬚)周辺に集結する。

 県無形民俗文化財に指定されている放生祭は、八幡神社の例大祭。地区内の24区が、隔年で12区ずつ出し物を披露する。今年は▽神楽=鹿島、白鬚区▽獅子=多賀、男山区▽神輿=香取区▽大太鼓=鈴鹿、大原区▽山車=塩竈、生玉、井、貴船、浅間区―の5種類。出番ではない区も含め全25区の本陣を巡行していく。各区の本陣には一対の松が立てられ、掛け軸や祭神への供え物などが飾り付けられる。

 初日は神楽の鹿島区を皮切りに次々と八幡神社に宮入りし、16日も夕方まで宮入りと出し物の奉納が続く。15日午後5時半~同8時には、市まちの駅やはまかぜ通り周辺で提灯(ちょうちん)巡行が行われる。16日午後1時ごろから「お旅所」となる旭座周辺に全ての出し物が集結して、クライマックスを迎える予定。

 放生祭は京都の祇園祭がルーツとされ、江戸時代初期に鯖街道を経て同市に伝わったとされる。8月下旬から稽古を重ねてきた各区民が、町人文化の心意気を示す出し物を繰り広げる。

▼15日
8:50 鹿島区
9:30 貴船区
9:45 酒井区
10:20 浅間区
12:20 大原区
13:00 鈴鹿区
    生玉区
13:40 多賀区
15:50 塩竈区
18:40 貴船区
19:10 白鬚区

▼16日
8:30 香取区
9:00 大原区
9:15 酒井区
9:45 浅間区
11:00 鈴鹿区
13:45 男山区
14:50 塩竈区
15:00 生玉区
    多賀区
15:30 貴船区
16:00 香取区
17:00 鹿島区
(時刻は目安)

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