2年ぶりにクラフトビールフェスティバルが開かれる松本城公園=13日、松本市

2年ぶりにクラフトビールフェスティバルが開かれる松本城公園=13日、松本市

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松本城、ビアフェス14日開幕 解釈巡り...2年ぶり

信濃毎日新聞(2018年9月14日)

 県内外のクラフトビール(地ビール)が味わえる「ビアフェス信州クラフトビールフェスティバルin松本」が14日、松本市の松本城公園で4日間の日程で開幕する。昨年は市教委が定めた公園管理の内規(当時)の解釈を巡る"混乱"で中止に。関係者の協議などの末に復活が決まり、2年ぶりの開催となる。

 ビアフェスは地域活性化を狙いに2014年から市や市内の飲食店でつくる実行委員会が主催し、4回目。今年は、県内外22の会社や団体が出店する。松本城の保護に尽力した人物を紹介するブースを設け、ビール1杯の売り上げにつき10円を松本城の保存整備に寄付する。

 実行委企画広報担当の福沢崇浩さん(37)は「昨年は多くの方から残念という声を頂いた。再開できてうれしいが、松本城公園を借りてイベントを行うため、改めて気を引き締めたい」とする。

 昨年問題となったのは、飲酒や酒類販売を伴うイベントは規模が拡大しないよう自粛を要請する―などとした内規。もともと内規には「松本城の品格にふさわしくないと判断する行為は認めない」との記述があり、ビアフェス中止が決まると、市民らの反感を買った。

 市教委は「誤解を生じさせた」として内規自体を廃止。関係者と協議を重ね、公園の在り方を考える講座とシンポジウムも開いた。イベントの開催について「史跡としての価値を損なわないことを前提に、過去の実績や市民の評価を考慮して適切に対応したい」などとしている。

 ビアフェスは午前11時〜午後6時(最終日は午後5時)。

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