宗達工房の「四季草花図屏風」(左)などに見入る招待客=県水墨美術館

宗達工房の「四季草花図屏風」(左)などに見入る招待客=県水墨美術館

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日本古来の美息づく 花鳥風月展開会式

北日本新聞(2018年9月14日)

 江戸時代から現代までの日本画と書、陶芸の逸品をそろえた企画展「花鳥風月 こころに響く美の世界 光(ひかる)ミュージアムの名品より」の開会式が13日、県水墨美術館で行われた。葛飾北斎、横山大観、北大路魯山人ら巨匠の名作の数々が日本古来の美意識を伝え、招待客を魅了した。14日から公開する。

 中部地方最大級の博物館・美術館である光ミュージアム(岐阜県高山市)の収蔵品から47点をえりすぐった。国内屈指とされる光ミュージアムの美術コレクションが、館外でまとめて展示されるのは今回が初めてとなる。

 「花鳥風月」をテーマに、四季折々の風土で培われた美の世界を紹介。浮世絵師の北斎や歌川広重、日本画の革新に挑んだ大観と菱田春草(しゅんそう)、日展三山の一人、故東山魁夷(かいい)さんら大家の作品がそろう。琳派の祖・俵屋宗達が率いた宗達工房の六曲一双屏風(びょうぶ)「四季草花図屏風」や、文展(現日展)や院展で活躍した前田青邨(せいそん)の六曲一双屏風「罌粟(けし)」などの大作、豪快な作風で知られる魯山人の大鉢、少ない字数の「少字数書」を確立した手島右卿(ゆうけい)の書なども飾る。

 開会式では石井隆一知事と忠田北日本新聞社長、光ミュージアムの吉井隆雄理事・学芸課長があいさつし、協賛社から能作の能作克治社長、ユニゾーンの梅田ひろ美会長、リードケミカル・森記念秋水美術館の澤田雅志学芸員が紹介された。とやま美術政策顧問の柳原正樹京都国立近代美術館長、県水墨美術館の中川美彩緒(みさお)館長が加わり、テープカットした。式後、内覧会があり、学芸員が解説した。

 同展は11月4日まで。県水墨美術館と北日本新聞社でつくる実行委員会、県主催。

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