記者会見後、記念撮影する谷口実行委員長(前列中央)ら=9月13日、福井県のサンドーム福井の福井ものづくりキャンパス

記者会見後、記念撮影する谷口実行委員長(前列中央)ら=9月13日、福井県のサンドーム福井の福井ものづくりキャンパス

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伝統工芸体験110工房参加 10月福井で催し

福井新聞(2018年9月15日)

 福井県丹南地域の伝統工芸品産業や眼鏡などの工房を開放し、職人の技や品に触れることで人気を集めている体験型マーケット「RENEW」の実行委員会は9月13日、サンドーム福井の福井ものづくりキャンパスで記者会見し、4回目の今年は10月19~21日に開催すると正式に発表した。新たに越前町の越前焼産地にもエリアを拡大。鯖江、越前両市も含めた3市町で過去最多となる110社の工房・企業が参加する。

 消費者と職人の交流を図ろうと市民有志らでつくる実行委員会が企画し2015年、越前漆器や眼鏡工房が集積する鯖江市河和田地区で始まった。昨年は「福井クラフトツーリズム」と銘打ち、越前市にある越前和紙、越前打刃物、越前箪笥(たんす)の各工房とも連携。延べ4万2千人の来場があった。

 今年は新たに越前焼工房や繊維会社も参加。3市町の各産地にある85社の工房などで職人による技の実演や商品購入を楽しめる。例年好評のワークショップは各地で50種あり、包丁の研ぎ方講座や漆塗りのアクセサリー作りなどを体験できる。

 関連イベントも3市町で数多く開催。特別企画として「地域の生きざまに気づく」をテーマにした博覧会「まち/ひと/しごとローカリズム・エキスポ・フクイ」が18~21日、鯖江市うるしの里会館で開かれる。ものづくりや社会的活動に取り組む県内外の21団体を集め、全国の産品を販売するマーケットの開設やトークイベントなどを行う。地域の課題解決につながる企画として県も後押しし、ふるさと納税を活用した寄付を10月4日まで募っている。目標額は100万円。

 記者会見した谷口康彦実行委員長(谷口眼鏡社長)は「河和田での小さなイベントから丹南全体にまで成長した。今年もたくさんの産地ファンをつくりたい」と期待感を示した。

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