福井県年縞博物館の開館に合わせ、若狭町下夕中の岡本善七製菓はこのほど、販売中の年縞(ねんこう)のしま模様を模した「年縞ケーキ」をリニューアルした。味の種類を増やし、包装紙も一新。店舗と同博物館の横にある若狭三方縄文博物館で販売する。
同製菓は2013年、同町と連携して年縞ケーキを開発。町特産の福井梅の甘露煮をしま模様の層に挟んだ梅味と、クランベリー味の2種類を販売していた。
開館日が近づき、今回は、さらにオレンジ味を加えたほか、梅味のケーキの生地に梅シロップを練り込んでさらに梅の風味を加えた。土産物として目を引くよう、包装紙も色鮮やかなデザインに変えた。
長さ約20センチ、幅約6センチで、税込み千円。一人前の小袋もあり、税込み170円。店主の岡本武士さん(53)は「年縞と若狭町のPRに貢献できれば」と話している。
同博物館が開館した9月15日には、博物館入り口で、嶺南6市町などでつくる「海湖と歴史の若狭路」発信事業実行委が、来場者に400食振る舞った。