「禁裏雲普図式」などについて説明する平林主任(手前右から2人目)

「禁裏雲普図式」などについて説明する平林主任(手前右から2人目)

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松田館、価値再認識を 企画展で歴史など紹介

信濃毎日新聞(2018年9月17日)

 千曲市教育委員会は、同市八幡の武水別神社の神主の住居「松田館」の歴史などを紹介する企画展「松田館の四百年」を森将軍塚古墳館で開いている。松田館では主屋や斎館などが昨年9月に焼け、斎館の復元工事が進行中。価値を見つめ直してもらおうと企画した。16日は市歴史文化財センターの平林大樹主任が京都御所との関連を示す古文書など約30点について解説し、約20人が理解を深めた。
 松田家は戦国時代には同市周辺にいたとされ、当時から現代までの古文書など約1万点が残る。市に寄贈され、一部は焼けたが大半は残った。
 平林主任は1790(寛政2)年に建てられた京都御所の見取り図とふすま絵などを詳細に記した「禁裏雲普図式(きんりうんふずしき)」「禁裏雲普詩歌(しいか)画普(がふ)」が目玉と紹介。現在の御所は1855(安政2)年建築で「それ以前の様子を知ることができる貴重な史料」とした。
 「内侍所固衛(ないじしょごえい)日記」には、江戸時代から明治時代の人物、松田直行が御所を警護する「神威隊(しんいたい)」として活動したことや、68年に英国公使パークスが京都で襲撃された事件の経緯が臨場感あふれる筆致で記されている。同センターは、なぜ松田家に御所に関する資料があり、どういう縁があったのかについて、今後詳しく調べるという。
 10月8日までで、9月18、25日、10月1日は休み。高校生以上200円。

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