中学生たちが製作した鬼瓦がモチーフのマグネット

中学生たちが製作した鬼瓦がモチーフのマグネット

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鬼瓦モチーフのマグネットできた 越前瓦PRへ中学生が製作

福井新聞(2018年9月21日)

 福井県あわら市金津地区で大正から昭和初期に盛んに作られていた「越前瓦」の歴史を全国に発信しようと、同市金津中2年生が鬼瓦をモチーフにしたマグネットを製作した。11月に金沢市で行う校外学習や来年の東京への修学旅行で観光客らに配布する。

 マグネットは、鬼瓦と「あわら」の文字が入った縦約3センチの2種類。550個を作った。以前、あわら市商工会が市のPR用に製作したミニチュアの鬼瓦の型を使い、7月に型に粘土を詰めて乾燥。夏休み中に、同市金津創作の森の入居作家で陶芸家の大森正人さん(61)の窯で焼いてもらい、今月上旬に磁石を取り付けた。

 16日に大森さんから生徒への贈呈式があり、大森さんは「伝統文化を学んでもらえることは喜ばしいこと」と話した。

 7月上旬には同地区唯一の鬼瓦職人「鬼師」の西郡正義さん(89)を講師に招き、歴史も学習した生徒たち。小林千夏さん(14)は「粘土が固く型に詰めるのに苦労した。マグネットを手にした人があわらに興味を持ってくれたらうれしい」と笑顔を見せていた。

 この取り組みは、県教委の「地域と進める体験推進事業」の一環。

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