明治期の「引札」などが並ぶ企画展「芦原温泉ものがたり~明治に生まれた名湯の軌跡」=9月20日、福井県あわら市郷土歴史資料館

明治期の「引札」などが並ぶ企画展「芦原温泉ものがたり~明治に生まれた名湯の軌跡」=9月20日、福井県あわら市郷土歴史資料館

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あわら温泉の歴史につかって 福井、資料館で企画展

福井新聞(2018年9月21日)

 福井県あわら市のあわら温泉の歴史を紹介する企画展「芦原温泉ものがたり~明治に生まれた名湯の軌跡」が9月22日、同市郷土歴史資料館で開幕する。明治、大正期の地図や写真、各旅館の宣伝用印刷物「引札(ひきふだ)」などを展示。県内唯一の温泉街として発展した歴史が一目で分かる内容となっている。

 幕末明治福井150年博の一環。県立歴史博物館や県文書館の所蔵品など42点を集めた。

 このうち、開湯翌年の1884(明治17)年に、舟津温泉区の18軒が坂井郡警察署に提出した「旅館組合開業届」は、上等客室の宿泊料が20銭、中等客室の宿泊料を18銭とすることなどを記している。

 日露戦争さなかの1905年のつるや旅館の引札には、暦の上に「大日本海陸軍萬歳」の文字と軍の絵が描かれており、当時の世相を感じることができる。

 このほか、明治、大正期の温泉街の地図や写真、33年の開湯50年祭を伝える新聞や56年の芦原大火の写真、芦原焼のつぼなども展示。5月に全焼したべにやを応援しようと、べにやの関連資料を集めたコーナーも設けた。

 企画展は11月25日まで。前期展(~10月21日)と後期展(同23日~)で一部展示を入れ替える。期間中の10月21日午後1時半から、国際医療福祉大の前田眞治教授が「温泉の効用~芦原温泉の場合」と題し講演する。11月11日午後1時半からは、同資料館の九千房英之学芸員が「開湯当初の芦原温泉」と題し、これまでの研究成果を披露する。

 開館時間は午前9時半~午後6時。毎週月曜と第4木曜は休館(祝日の場合はその翌日)。入場料は200円。中学生以下、70歳以上、障害者とあわら市内の高校生は無料。

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