漫画を拡大し展示した楳図かずおさんの作品=8月10日、佐渡市両津夷

漫画を拡大し展示した楳図かずおさんの作品=8月10日、佐渡市両津夷

新潟県 佐渡 祭り・催し

佐渡・銀河芸術祭 楳図漫画盛況 28日から後期開催

新潟日報(2018年9月21日)

 佐渡島の各地で国内外のアーティスト15組が出展する「さどの島銀河芸術祭」の実行委員会は、8月10日から26日まで開かれた前期の入場者数をまとめた。10会場合計で延べ5442人に達し、目標としていた3150人を大きく上回った。漫画家の楳図かずおさんが出品した会場に約3千人が訪れ、全体を押し上げた。

 芸術祭前期には、無料の5会場に延べ4548人、有料の5会場に延べ894人が訪れた。漫画家の楳図かずおさんが出品した「あいぽーと佐渡」(両津夷)は、拡大した漫画のページなどを展示し、全会場で最も多い2982人が来場した。次いで、木版画や竹細工、ガラス工芸などを並べたカフェも開設した国見荘(新穂正明寺)が、660人だった。

 有料会場では、佐渡国際教育学院(吾潟)がトップの265人。施設内の能舞台を真っ暗にして蓄光性の塗料を着けたマットを敷き、銀河のように床が輝く演出などが人気を集めた。

 芸術祭の後期は9月28日から10月14日までで、前期出展者に加えアーティスト1人が新たに出品する。実行委員長の梶井照陰さん(42)は「後期も、より多くの人に佐渡の新たな文化と自然を感じてもらいたい」と話している。

 展示の詳細は、さどの島銀河芸術祭公式ホームページで公表している。

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