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南相木ダム貯蔵の日本酒搬出 10月、専門家交え試飲

信濃毎日新聞(2018年9月21日)

 東京電力南相木ダム(南相木村)の管理用トンネル内で日本酒の熟成実験をしていた佐久市塚原の古屋酒造店はこのほど、トンネル内に貯蔵していた4種類の日本酒を運び出した=写真。10月、専門家を交えた試飲会を開き、熟成の特徴などを探る。

 日本酒の熟成は、気温の変化が少ないダム管理用トンネルの特徴に着目した試み。県内では大町市の東電七倉ダムでも行われ、南相木ダムでは初めて。トンネル内は夏でも気温が10度前後。熟成は高温では早く進み、低温では進みにくい。ダム貯蔵では熟成がゆっくり、安定して進むことが期待できるという。

 試飲会には、県工業技術総合センター(長野市)の食品技術部門職員らを招く。常温、冷蔵庫、トンネルでそれぞれ貯蔵した酒を飲み比べる。古屋酒造店の荻原深社長は一升瓶に入った酒24本をトンネル内から運び出し「味の違いがどう出るか、楽しみ」と話していた。

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