試作品を前にほほ笑むメンバー=中田コミュニティセンター

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みょうがずし販売OK、畑被害も提供続々 中田かかし祭

北日本新聞(2018年9月21日)

 23、24の両日に高岡市中田地区で開かれる「第35回中田かかし祭」に向け、地元のボランティアグループ「中田もえぎの会」(河合博子会長)が20日、中田コミュニティセンターでみょうがずしの試作を行い、メンバー11人が味を確かめた。今年はミョウガ畑が荒らされ、販売ができなくなると心配されたが、被害を報じた北日本新聞の記事を見た人からミョウガの提供が相次ぎ、めどが立った。

 7月下旬、グループが材料を入手する地元のミョウガ畑の約8割が荒らされているのが見つかった。一時は材料不足が懸念されたが、中田地域や富山市などの約20人からミョウガ約6千個の提供があった。

 河合会長は「おかげでみょうがずしを作ることができる。いつもにも増して真心のこもったものになりそう」と笑顔を見せる。例年並みを確保でき、もえぎの会は婦人会の協力で、各日600パックを作る予定だ。

 もえぎの会は2012年から地元の食材を使った商品開発に取り組み、かかし祭で販売している。今年もみょうがずしのほか田園みそやニンジンジュース、地区内の農事組合法人「ファーム貞杉」の規格外メロンを使ったジュースとかす漬けを用意。田園みそやかす漬けは昨年好評だったことを受けて販売数を増やす。

 河合会長は「中田の食材やボランティア、食材を提供してくれた人の魅力がたくさん詰まっている。多くの人に食べてもらいたい」と話した。

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