「越のわたり蟹」を前に競りを行う競り人と仲買人=新湊漁港

「越のわたり蟹」を前に競りを行う競り人と仲買人=新湊漁港

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「越のわたり蟹」初競り 新湊漁港

北日本新聞(2018年9月23日)

 ブランド化が進められているワタリガニ「越(こし)のわたり蟹(がに)」の今シーズンの初競りが22日、射水市八幡町の新湊漁港であり、仲買人が良いサイズのカニを競り落とした。

 同市新湊地域の漁師でつくる同市漁業協議会(東海勝久会長)が、関西で人気のワタリガニの価値を高めようとブランド化に取り組んでいる。刺し網漁船の船主8人がワタリガニを捕り、ブランド化の対象となる重さ400グラム以上で身の詰まりの良いカニにタグを付けて出荷している。

 この日は、タグ付きの50匹とそれ以外の約60匹が、海水を満たしたケースに生きた状態で並んだ。最大で726グラムのものもあり、仲買人がお目当てのカニを次々に競り落としていった。

 「越のわたり蟹」の知名度と需要が年々高まっているため、同協議会は資源確保に向けて稚ガニの放流に力を入れている。今シーズンの出荷は11月末まで。12月から翌年の3月までは自主的に禁漁とする。

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