高岡市中田地区の名物行事「第３５回中田かかし祭」が２３日、中田コミュニティセンターと近くの中田中央公園で開幕した。芸能人やスポーツ選手など今年の世相を映した多彩なかかし約２００体が並び、地区内外から訪れた家族連れらでにぎわった。２４日まで。

　平昌（ピョンチャン）冬季五輪で銅メダルを獲得したカーリング女子をモチーフにしたかかしや、２０２０年東京五輪・パラリンピックの大会マスコットを再現したかかしが並び、来場者は一緒に記念撮影をして楽しんでいた。今回から新設された団体事業所ＰＲの部では１８体が集まった。自社キャラクターなどをモチーフにした団体もあり、趣向を凝らしたかかしが並んだ。

　ステージイベントでは、地元園児らによるよさこいやバンド演奏、マジックショーが繰り広げられた。郷土民謡「かかし音頭」の街流しも行われ、民謡舞踊団体「華の会」のメンバーや中田小学校４年生、地元婦人会員らが参加し、祭に花を添えた。

　２４日はかかしコンクールの表彰式や中田中学校吹奏楽部の演奏会、フラダンスなどが行われる。

　同祭は中田地区の活性化を目的に、１９８３年から毎年開かれている。自治会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。