福井市の一乗谷城跡(一乗谷朝倉氏遺跡)と大野市の越前大野城、坂井市の丸岡城を巡り、各所の御朱印を集める「越前三名城御朱印めぐり」が22日、旅行会社のツアー客を対象に先行実施された。一般来場客向けは来年3月下旬から受け付ける。
県内で人気の城や城跡が連携して周遊観光を促そうと、朝倉氏遺跡保存協会と大野市観光協会、丸岡文化財団が企画。御朱印はそれぞれの城主の家紋に加え、一乗谷城跡は唐門、越前大野城は城の天守、丸岡城は内堀の形状を表す五角形や名物の桜をデザインした。
この日はクラブツーリズム(東京)のツアーで30~80代の男女33人が3カ所を巡り、観光するとともに御朱印を受け取った。参加した神奈川県の手塚由美さん(56)は「当時に思いをはせながら観光した。記念写真もいいが、城の歴史を感じさせる御朱印は特に思い出に残る」と喜んでいた。
「越前三名城御朱印めぐり」の問い合わせは大野市商工観光振興課=電話0779(66)1111。