国内外で活躍する女性舞踊家ケイタケイさんの公演「白鳥湖黒鳥湖」(本社後援)は24日、珠洲市の見付海岸で行われ、名勝・見附島を背に素足のタケイさんら11人が力強い群舞を繰り広げ、新潟、富山、石川を順に巡った7公演を締めくくった。
チャイコフスキーの名曲「白鳥の湖」の旋律とともにタケイさんら4人が「白鳥」、残る7人が「黒鳥」を演じ、1時間にわたって創作舞踊を披露した。出演者は光と闇がせめぎ合い、移ろう様子を全身で表現し、自然や生命、人間の営みの荘厳さを約30人の観衆に伝えた。
15日の新潟市公演を皮切りに黒部、高岡、金沢を巡ってきたタケイさんは「見附島で素晴らしい自然を実感した。この体験を、体の中に持って帰りたい。ほかの舞台でも忘れない」と充実した表情を見せた。