加藤九段(左)と藤井七段が対局する様子を再現した変わり雛=9月25日、福井県大野市明倫町の平成大野屋結楽座

加藤九段(左)と藤井七段が対局する様子を再現した変わり雛=9月25日、福井県大野市明倫町の平成大野屋結楽座

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ひふみんと藤井聡太七段の対局雛も 大野市内8カ所でひな人形展

福井新聞(2018年9月28日)

 福井県の大野市内8カ所で開催中のひな人形展「重陽の節句展」に「ひふみん」こと将棋界のレジェンド加藤一二三(ひふみ)九段と、最年少プロの藤井聡太七段の一風変わったひなが仲間入りした。同市明倫町の土産店「平成大野屋結楽座」に飾られ、訪れた人の注目を集めている。

 変わりびなは、さいたま市の人形店から借り受けたもので石膏(せっこう)製。「世代交代 対局雛(びな)」と名付けられ一昨年12月の対局シーンを再現している。

 次の一手に悩ましげな表情の加藤九段に対し、「大志」と書かれた扇を片手に涼しげな表情の藤井七段。藤井七段のプロデビュー戦での勝利がコミカルに表現され、くすりと笑みを誘う。背景には棋譜に見立てた障子もあり、細部まで作り込まれている。

 展示会を運営する大野市明倫町の人形店「オモチャのやまだ」の高橋佳枝さん(64)は「かわいくて、つい笑っちゃう。時代を反映した人形を見て、若者にも親しみを持ってもらえたらうれしい」と話していた。

 同展ではこのほか武家屋敷旧田村家や本願清水イトヨの里などで計約100体を展示し、昔ながらの風習を伝えている。10月21日まで。

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