展示されている7段飾りの大正びな

展示されている7段飾りの大正びな

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季節外れのおひな様展示 小杉のイタリア食堂

北日本新聞(2018年9月28日)

 大正後期ごろに作られた豪華なひな人形の展示が27日、射水市戸破(小杉)のイタリア食堂「ユニコネルモンド」で始まった。総勢19体の人形で構成された7段飾りで、食事に訪れた客や近所の人の目を楽しませている。30日まで。

 食堂のオーナー、森永醸治さん(61)によると、ひな人形は1953年、造り酒屋を営んでいた森永さんの祖父が高島屋百貨店で買い求め、福井県に嫁いだ娘に贈ったものだという。飾り台は高さ2メートル、幅1・8メートルで、男女の内裏びなと三人官女、五人ばやしのほか「随身(ずいしん)」「仕丁(しちょう)」と呼ばれる男性の人形や4人の女性の人形が並ぶ。森永さんによると、ぜいたくなしつらえや意匠から大正後期~昭和初期の作品と考えられるという。

 29、30の両日に射水市小杉地域中心部で開かれる「旧北陸道アートin小杉」に合わせて借り受け、26日に専門業者が2時間がかりで飾り付けた。森永さんは「豪華な造りで保存状態もいい。『季節外れのおひな様』を多くの人に見てほしい」と話している。

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