サイクルトレインに自転車を持ち込み、くつろぐ利用者

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上田の別所線、初の「サイクルトレイン」

信濃毎日新聞(2018年9月30日)

 上田電鉄(上田市)は29日、自転車を列車内に持ち込める「サイクルトレイン」を別所線の寺下―別所温泉駅間で初めて運行した。寺など見どころの多い同温泉や塩田平を自転車で周遊できるようにし、利用促進につなげたい―と企画した。

 上田発午前10時37分の普通列車(2両)の後部車両を活用。上田市中之条の会社員松村修二さん(50)と小学4年の亘君(10)親子と、市出身で都内在住の林秀樹さん(68)が、列車に乗るまで段差のない寺下駅から乗車した。

 車内へ自転車を持ち込む際は電鉄社員2人が補助。運行中はそれぞれが座席について自転車のサドルなどを手で押さえて安定させた。稲刈りの最盛期を迎えた塩田平の風景を楽しみながら別所温泉まで約20分の旅をした。

 松村さん親子は「楽しく、いい思い出になった」。林さんは「塩田平は自転車の旅に最適。自転車好きな都会の人にPRすれば絶対に来ますよ」と話した。ただ、通常はワンマン運転で自転車の乗降補助ができない。上田電鉄の担当者は「今後もイベントなどに合わせた実施を検討していきたい」とした。

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